施術内容

刺さない鍼とは…

古代中国では、生きている人には「経絡」という道が身体中を巡っていて、そこを「気血」という生命エネルギーが流れていると考えられていました。

その流れが滞ると、体の中の五臓六腑へ気血が行き渡らずに、その働きが乱れて、病の症状が出るとしました。

気が不足しているところには補い、滞りがあるところには余っているものを取り除いたり、流す力を補ったりして、気の流れをよくするのが当院の鍼灸です。

「経穴」=ツボは、「経絡」の途中にあるポイントであり、皮膚の浅いところを通っているので、鍼が立つほど深く刺す必要がなく、接触鍼となるので、痛くない鍼、というわけです。

 

鍼灸は魔法ではありません…

不思議な力を持った治療家が、魔法のような力をもって病気を治すのではありません。

人の気の流れを整えることで、その人の自然治癒力を高め、体が元気になろうとする力を応援するのが鍼灸です。

 

どこに鍼やお灸をするか…

記入していただいたカルテやお話をうかがい、脉やお腹、手足の皮膚のようすを見て、どの経絡に滞りや変動があるのかを探り、「証」を立て、施術方針を決めます。

肩がこるので肩に鍼を打って終わり、という施術ではありません。

からだ全体の気の流れがよくなり元気になる力を引き出すように、頭のてっぺんから足の先まで、温かいお灸と痛くない鍼をします。

といっても全身針山のように刺すわけではなく、気の流れをよくするポイントを絞って鍼とお灸をします。もの足りない…もっとやってほしい…と思ってもらったら成功、と考えているくらいです。

 

施術時の服装…

肘から先と、膝から下と、患部が出やすいようにできるだけ薄着になっていただきます。上掛けをかけますのでご安心ください。

半ズボンなど着替えのご用意もあります。

 

施術にかかる時間…

おとな30分、子ども15分くらいです。

(初診時はカルテにご記入いただくのでプラス10分くらいです)

よもぎ蒸しは30分くらいです。

※よもぎ蒸しのみのご利用もできます。

※よもぎ蒸しは衛生上、生理中はできません。当日キャンセルでも大丈夫ですのでご遠慮なくお申し出ください。